民主党候補者選び「若手が健闘」米大統領選
今秋のアメリカ大統領選挙に向け、野党・民主党の候補者選びがアイオワ州で始まった。ただ、異例の事態になっているようだ。現地から矢岡亮一郎記者が伝える。
トランプ大統領に挑む候補を決める今回の戦いだが、システムトラブルで集計結果が一向に判明しない状況が続いている。有力候補は、しびれを切らして結果を待たずに支持者の前に姿を見せた。
バイデン前副大統領「長い夜になりそうだが、よい気分だ。接戦になりそうだ」
サンダース候補「ある時点で結果が発表されると思う。結果が出た時、それは我々にとてもよいものになるだろう」
今回、野党・民主党は、候補者による論戦でレースを盛り上げ、打倒トランプ大統領の機運を高めたいところだったが、いきなりつまずく形となった。
早速、トランプ陣営も「民主党は史上最もずさんな大失敗をした」と批判している。
結果がいつ出るのか、まだメドは立っていない。ただ、有力紙ワシントンポストが当日、有権者に行った調査によると、当初、劣勢が伝えられた38歳の若手ブティジェッジ候補が健闘している。本人も勝利を確信したかのような演説を行った。
ブティジェッジ候補「勝利を手にして(次の戦いの地)ニューハンプシャーに行く!」
また、当初、優勢が伝えられたサンダース候補も健闘、一方で、バイデン候補は苦戦とのデータが伝えられている。