サイクロン上陸、ミャンマー西部のロヒンギャ避難民キャンプで被害拡大 死者400人か、不明者も多数
14日にサイクロンが上陸したミャンマー西部ラカイン州では、少数派イスラム教徒ロヒンギャの国内避難民キャンプで被害が拡大し、地元メディアは、死者数は400人に上る可能性があると伝えています。
インド洋のベンガル湾で発生したサイクロン「モカ」は14日、ミャンマーに上陸しました。地元メディアによりますと、西部ラカイン州では、ロヒンギャの国内避難民キャンプで、暴風雨により多くの家屋が倒壊するなど被害が拡大し、死者数は400人に上る可能性があるということです。行方不明者も多数いるということです。
ミャンマーで実権を握る軍の情報統制や、道路・通信などインフラの破壊によって、現地への支援も困難な状況が続いているとみられ、被害の全容もまだ分かっていません。