アメリカ大統領選に向けた野党・民主党の候補者選びは日本時間１１日夜、２戦目の予備選挙が行われる。若手のブティジェッジ候補がサンダース候補を急速に追い上げている。

ブティジェッジ候補「この重要な時に賢い選択をしなくてはならない。さらなる分断という危険はおかせない」

投票前日、ブティジェッジ候補は州内を駆け回り、自分なら、分断したアメリカをまとめられるなどと訴えた。最新の世論調査では、ブティジェッジ氏は２位で、１位のサンダース候補を激しく追い上げている。

一方、初戦で振るわなかった前副大統領のバイデン候補は巻き返しを図るも伸び悩んでいて、今回も結果が振るわなければ、「トランプ大統領に勝てる候補」との前評判に疑問符がつくことにもなりかねない。バイデン候補はここにきて、同じ支持層を食い合うブティジェッジ候補の経験不足をやゆする動画を公開するなど、焦りもうかがえる。

誰がトランプ大統領の対抗馬になるのか。２戦目は今後の展開を占う、序盤戦のヤマ場となる。