アメリカ大統領選に向けた民主党の候補者選びで、３戦目となる西部ネバダ州の党員集会が２２日に行われ、ＮＢＣテレビは、急進左派のサンダース候補が勝利を確実にしたと報じている。

ＮＢＣテレビによると、開票率１１．３％で勝利を確実にしたのは急進左派のサンダース候補。２位以下を２０ポイント近く引き離す４４．１％で、前の副大統領のバイデン候補が２５．０％、３８歳のブティジェッジ候補が１４．９％と追う展開となっている。

サンダース候補「我々はネバダ州の党員集会で勝利した。我々が立ち上がれば、トランプを倒すだけではない。この国を変革し、金持ちのためではなく、国民全員のために機能する政府と経済をつくることができる」

ＮＢＣの調査によると、サンダース候補は、勝敗の鍵を握るヒスパニック系の有権者から半数以上の支持を得ている。過去２戦でトップ争いを展開したブティジェッジ候補は伸び悩み、改めて、白人有権者以外への支持拡大が課題として浮き彫りになった。

民主党の候補者選びは、来月３日、１４の州で一斉に予備選挙が行われる「スーパーチューズデー」でヤマ場を迎えるが、サンダース候補はニューハンプシャー州に続く２連勝で一気に弾みをつけた形。