WADAがスポーツ仲裁裁判所に提訴 ワリエワ選手ドーピング問題
オリンピックの最中にドーピング問題が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手に対してロシアの反ドーピング機関が「過失はない」と判断したことは誤りだとして、WADA(=世界反ドーピング機構)がスポーツ仲裁裁判所に提訴したことが明らかになりました。
ロシアオリンピック委員会のワリエワ選手をめぐっては、2022年、北京冬季オリンピックの最中にドーピング問題が明らかになり、RUSADA(=ロシア反ドーピング機関)が調査を行っていました。
RUSADAは先月までに、ワリエワ選手は検査で陽性は出たものの、選手本人に「過失はない」と判断していてWADAが懸念を示していました。
WADAは21日、RUSADAの決定理由などの文書を検討した上で、「RUSADAの決定は誤りであると考えスポーツ仲裁裁判所に提訴した」と発表しました。
WADAはワリエワ選手の4年間の資格停止と、全ての成績を無効にするよう求めるということです。