アメリカ国務省が報告書のなかで「中国政府は新疆ウイグル自治区で人権弾圧を続けている」などと批判したことをうけ、中国政府は「でたらめが甚だしい」と強く反発しました。

アメリカ国務省が15日に公表した世界の信教の自由に関する報告書には「中国政府によって、新疆ウイグル自治区に住むイスラム教徒の少数民族・ウイグル族などへの人権弾圧が続いている」との懸念が記されています。

これに対し中国外務省の報道官は16日の定例会見で、「イデオロギー的な偏見に満ち、 でたらめが甚だしい。断固反対する」と強く反発しました。

さらに、「中国では法に基づき信教の自由を保護している」と主張したうえで、「アメリカは客観的事実を無視し、新疆ウイグル自治区の状況を利用して中国を弾圧する口実を探しているだけだ」と批判しました。