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プーチン大統領 国連事務総長と会談 人道回廊設置へ

2022年4月27日 6:44

ロシアのプーチン大統領は26日、国連のグテーレス事務総長と会談し、ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所から民間人が避難できるよう国連などが加わった形で人道回廊を設けることに基本的に同意しました。

プーチン大統領「マリウポリでは戦闘はない。もう終わったことだ。戦闘は止まっている」

グテーレス事務総長「私たちは赤十字国際委員会と共にあらゆる資源を投入し、ロシアやウクライナと協力して、避難を保証できるようにしたい」

グテーレス事務総長は、ロシア軍が封鎖しているマリウポリのアゾフスタリ製鉄所から民間人を安全に避難させるため、国連などが加わった形で人道回廊を設けることを提案しました。これに対し、プーチン大統領は基本的に同意したということです。

また、プーチン大統領は停戦協議を続ける考えを示す一方、ロシアが実効支配するクリミア半島などの問題を解決しない限り、ウクライナと交わす文書に署名はできないと述べました。

こうした中、ウクライナへの軍事支援を話し合う国際会議が26日、ドイツで開かれました。アメリカが主催したもので、40か国以上が参加しました。

オースティン国防長官「ウクライナは勝利を信じているし、ここにいる皆も同じだ。ウクライナは勝利のために助けを必要としている」

各国は今後、毎月会議を開き、連携を強化することで一致しました。また、ドイツは会議にあわせ、新たに自走式対空砲をウクライナに供与すると発表しています。