日韓双方で国民感情が改善 共同世論調査
日本と韓国の団体による共同の世論調査で、日本に「良い印象」を持つ韓国人が10ポイント以上増えるなど、双方で国民感情が改善していることがわかりました。
調査結果によりますと日本に「良い印象」を持つと答えた韓国人は30.6%で去年より10ポイント以上増加、一方、韓国に「良い印象」を持つ日本人は30.4%で5ポイント増加しています。
調査では米中の対立など国際情勢の変化で日韓関係が重要だと考える人が増えているなどと分析しています。
また年齢別では、10代、20代は日韓双方で相手国に対する「良い印象」が「良くない印象」を上回っていて、若い世代は渡航やSNSなど直接的な経験を通して判断する一方、年齢が高いほど固定観念が強いと指摘しました。
また、いわゆる元徴用工をめぐる問題ついては、韓国側で36.5%が「韓国最高裁の判決に従って強制執行などを行うべき」と答える一方、「韓国政府が補償する」や「判決に従う必要がない」との回答が合わせて3割近くとなっています。