ウクライナ 学校で“核攻撃を想定”避難訓練「ロシアには絶対に核兵器を使ってほしくない」
ロシアによる核の威嚇が続く中、ウクライナの学校では核攻撃を想定した避難訓練が行われています。橋本記者の報告です。
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首都キーウにある学校では、ロシアのプーチン大統領が核による脅しを繰り返していることや、隣国ベラルーシに戦術核兵器を配備することを決めたことを受け、核について学ぶ授業が行われています。
先生「(核兵器により)最も恐ろしいことが起きたのは日本です。戦争の結果、超巨大な核爆発が起こり、美しい国の多くの人々が被爆しました」
子どもたちは、レインコートやマスクを着用して、ロシアによる核攻撃を想定した訓練を行います。放射性物質に見立てた、小麦粉の入った風船を破裂させ外部被ばくから身を守るための訓練です。
先生「見て下さい。これが放射性物質だとすると、すでにあなたの手は汚染されています」
この日は、汚染された衣類を脱いで、地下シェルターに避難するまでの流れを確認しました。
生徒「(核兵器は)全ての人間、動物、植物にとって危険なので、とても怖いです」
生徒「ロシアには絶対に核兵器を使ってほしくない」
日本を訪問するゼレンスキー大統領は、被爆地・広島で、ロシアによる核の脅威にさらされている実情を世界に向けて訴えるとみられます。