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ロシア国防省 巡航ミサイルの発射映像を公開

2022年5月5日 12:01

大勢の民間人が避難している南東部マリウポリの製鉄所ではロシア軍が攻撃を続け、一部の地元メディアは4日、ロシア軍が製鉄所の敷地内に侵入したと伝えました。

マリウポリのアゾフスタリ製鉄所では1日に100人以上の民間人の避難が実現し、まだ地下に残る民間人らが避難できるかが焦点です。しかし、ロシア軍は攻撃を再開し、一部の地元メディアは4日、ロシアの部隊が製鉄所の敷地内に侵入したと伝え、ウクライナ側の戦闘員が危機的な状況だと訴えました。

アゾフ連隊司令官「ロシアの部隊が工場に入ってきた。血みどろの戦いになっている」

またロシア軍はウクライナ東部の制圧を狙っていますが、3日、北東部のハルキウで遊園地が破壊された他、東部ドネツク州のコークス工場が攻撃されて10人が死亡しました。

一方でロシア側は、欧米から武器の提供が続いていることに警戒をいっそう強めています。

ショイグ国防相「ウクライナに届けられたNATOからの武器や物資の運搬は何であっても攻撃目標としてみなす」

ロシア国防省は4日、黒海の潜水艦から巡航ミサイルを発射する映像を公開し、西側諸国から届いた武器などを運ぶ鉄道周辺の変電所を攻撃したと明らかにしました。