キーウ市民「プーチン大統領の顔も見たくない」 ウクライナの受け止めは…ロシア「戦勝記念日」軍事パレード
ロシアの首都モスクワで、第二次世界大戦でナチス・ドイツに勝利したことを祝う「戦勝記念日」の軍事パレードが行われました。
一方、ゼレンスキー大統領はキーウ中心部の「独立広場」で撮影した動画を公開しました。ウクライナの首都キーウから中継です。
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キーウ中心部の「独立広場」に来ています。
ここ数日、空襲警報が断続的に鳴り響き、警備体制も強化されていて、人々は不安な気持ちでこの日を迎えています。
攻撃を恐れてキーウを離れる人も後を絶たず、この中心部も人通りが少なくひっそりとしています。
さきほど何人かに話を聞いてみたのですが、「プーチン大統領の顔も見たくない」と怒りをあらわにする人もいました。
キーウ市民「どうして(ロシアは)ウクライナ人をここまで憎むのでしょうか。彼(プーチン大統領)の顔を見たくない」
また、こちらの広場で警備にあたる警察官にも話を聞いてみたところ、「私は現在銃弾が飛び交うような場所にはいないが、友人は東部で地獄のような場所にいます。これを思うととてもつらいです」と話していました。
ゼレンスキー大統領はこの日にむけて、この中心部の広場で撮影した動画を公開しました。
第二次世界大戦の戦勝記念日について触れるなかで、ウクライナにとっての「もうひとつの戦勝記念日は遠くない」とのべ、ロシアの侵攻に屈しない姿勢を示しています。