「攻撃をやめろ」ポーランドで避難民らがロシアへの大規模抗議デモ
ロシアは9日、「戦勝記念日」を迎え、首都・モスクワなどで軍事パレードが行われます。一方、ウクライナの隣国・ポーランドでは8日、避難民らによるロシアに対する大規模な抗議デモが行われました。
ワルシャワにあるロシア大使館前に多くの避難民らが集まりました。ロシアに対し、ウクライナへの攻撃をやめるよう訴えています。
8日は、ウクライナにとって第2次世界大戦の戦没者を追悼する日にあたります。それに合わせてワルシャワで開かれたロシアに対する抗議デモには、ウクライナからの避難民ら数千人が参加しました。
デモ隊は、ワルシャワの中心部を行進し、ロシア大使館の前では、ウクライナ国旗と同じ色の発煙筒をたき、「攻撃をやめろ」などと訴えました。
ザポリージャから避難「戦争の恐怖を感じるとともに、祖国への思いを強くしています。早く戦争が終わり、ウクライナに戻れることを願っています」
ロシアによる侵攻後、ウクライナから国外に逃れた人は、600万人近くに上っています。周辺国で受け入れた人数は、ポーランドが約317万人と最も多くなっています。