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ゼレンスキー大統領、徹底抗戦の姿勢「悪は常に負けるのだ」 マリウポリをロシア副首相が視察

2022年5月9日 12:13

ロシアは9日、「戦勝記念日」を迎え、首都モスクワなどで軍事パレードが行われます。プーチン大統領が演説する予定で、ウクライナ侵攻について、何を語るか注目されます。

戦勝記念日は、第2次世界大戦で旧ソ連がナチスドイツに勝利したことを祝う日で、モスクワ市内は至るところに“勝利”と書かれた赤い旗が掲げられています。

日本時間の午後4時からは軍事パレードが行われ、兵士1万1000人のほか、軍事車両、航空機なども参加する予定です。

モスクワ市民「私たちは大統領を支持しています。政策をも支持しています」

パレードではプーチン大統領が演説する予定で、ウクライナの政権を「ネオナチ」と呼ぶ大統領が侵攻についてどう語るか注目されます。大統領は、8日には旧ソ連諸国などに「ナチズムの復活を許さないことが共通の責務だ」などのメッセージを送っていました。

また、ロシア側による製鉄所への攻撃が続く南東部マリウポリでは、ロシアのフスヌリン副首相が視察しました。副首相は都市開発などが担当でマリウポリの港について“復興の資材搬入のために使われるべき”との考えを示していて、実効支配を進める姿勢を示した形です。

一方、ゼレンスキー大統領は徹底抗戦する構えです。

ゼレンスキー大統領「この戦争でウクライナは“善”であることが自由世界全体にとって明らかだ。そしてロシアは負けるだろう。悪は常に負けるのだ」

大統領は国際社会に、軍事支援とロシアへの制裁強化の必要性を改めて訴えました。