モスクワで軍事パレードの予行演習
ロシアの首都モスクワでは7日、ナチスドイツに勝利したことを祝う「戦勝記念日」を前に、軍事パレードの予行演習が行われました。
今月9日に実施される「戦勝記念日」の軍事パレードには、兵士らおよそ1万1000人が参加します。
今年のパレードには、核戦争などの非常時に大統領らが乗り込むことから「終末の日の飛行機」と呼ばれる『イリューシン80』が含まれるほか、ウクライナで戦うロシア軍への支持を意味する“Z”を描く編隊飛行も予定されています。
市民「偉大な勝利の日を祝えて光栄です。私たちは勝ちます」
ただ、規模は去年より縮小されていて、欧米メディアは「軍事侵攻で弱体化したため」などと伝えています。
当日はプーチン大統領が演説する予定で、その内容が注目されています。
一方、ウクライナでは、7日も広範囲に空襲警報が出されるなど、ロシアによる攻撃が続きました。
「戦勝記念日」に戦果を強調したいロシアがさらに攻勢を強めるとの見方もあり、戦闘の激化が懸念されます。