ジョージア、EU加盟交渉中断めぐり大規模抗議デモ 40人以上を病院搬送
旧ソビエト連邦構成国だったジョージアでは、EU=ヨーロッパ連合への加盟交渉の中断をめぐり、大規模な抗議デモが起きていて、これまでに40人以上が病院に搬送されています。
ジョージアでは先月28日に、政府がEU加盟交渉の中断を発表して以降、大規模な抗議デモが起きています。
2日にはデモ参加者が花火を警官隊に発射するなどして、国会議事堂の前は騒然となりました。警察は催涙ガスを使用するなどして鎮圧にあたり、ロイター通信などによりますと、少なくとも40人以上が病院に搬送されたということです。
ジョージアでは、親ロシア派のコバヒゼ首相と欧米寄りのズラビシビリ大統領との対立が続いています。コバヒゼ首相は1日、ズラビシビリ大統領に今月の任期満了をもって退任するよう求めました。
こうした中、ロシアのメドベージェフ前大統領も「ジョージアはウクライナと同じ道をたどっている」と大統領側をけん制しています。
最終更新日:2024年12月2日 13:01