「世界が動かないなら最悪の事態迎える」レバノン外相が国連総会で演説
イスラエルと、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる戦闘が激化する中、レバノンの外相は国連総会で演説を行い「世界が動かないなら最悪の事態を迎える」と国際社会に訴えました。
レバノンのブハビーブ外相は26日、国連総会で一般討論演説を行い、「中東全体を火の海に陥れるイスラエルの挑発行為が激しさを増している」「侵略に対して警告を繰り返し表明する」と国際社会に訴えました。
また、アメリカやフランス、日本が発表した21日間の即時停戦を求める共同声明を歓迎すると感謝を述べた上で、2006年に採択されたレバノンの安定を目標とした国連安保理決議を完全に履行するようにイスラエルに求めました。
さらに、「現状のまま世界が行動を起こさないのであれば、中東全体に最悪の事態がもたらされる」と警鐘をならしました。