人工呼吸器「あと6日」~NY州知事
新型コロナウイルスの感染が急拡大しているアメリカ・ニューヨークの州知事は2日、このままのペースだとあと6日で人工呼吸器が足りなくなると述べ、危機感をにじませました。
アメリカでは感染者が23万人を超えていて、このうちニューヨーク州だけで9万人あまりを占めています。
ニューヨークのクオモ州知事は2日の会見で、1日で感染者が9000人近く、死者が430人あまり増えたことを明かしました。その上で、「このままのペースだとあと6日で人工呼吸器が足りなくなる」と述べました。
これまでに1台の人工呼吸器を2人で使えるようにするなど対策を進めてきましたが、呼吸を補助する機器を人工呼吸器に改造することなど新たな対策を打ち出しています。
またニューヨーク市は、救急への通報が急増していることに対応するため、救急搬送する基準を変更し、現場で心肺停止と確認された患者は救急搬送しないことなどを決めました。