経営破綻のファースト・リパブリック銀、買収でダウ平均は小幅値下げ
経営破綻したアメリカの地方銀行の一つファースト・リパブリック・バンクが大手銀行に買収されたことを受け、1日のダウ平均株価は小幅な値動きとなりました。
アメリカのFDIC(=連邦預金保険公社)は、1日、経営悪化が懸念されていたファースト・リパブリック・バンクが経営破綻し、銀行大手のJPモルガン・チェースがすべての預金と資産を買収すると発表しました。
アメリカの銀行の破綻はこの2か月で3行目で、リーマンショック以降、最大規模の銀行の破綻となります。
銀行の顧客「喪に服しているような気分です。 本当にがっかりです」
破綻を受けバイデン大統領は、「すべての預金者を確実に保護するための措置を講じた」と強調しました。
1日のニューヨーク株式市場では、大手銀行による買収で、警戒感が和らぎ、ダウ平均株価は一時値上がりしましたが、利上げへの懸念から小幅な値下がりで取引を終えました。