トランプ大統領 移民受け入れ一時停止へ
アメリカのトランプ大統領は21日、新型コロナウイルスによる影響で国内の失業者が急増していることを受け、移民の受け入れを一時停止すると発表しました。
トランプ大統領「アメリカの労働者を守るために、アメリカへの移民入国を一時停止する」
大統領は、「失業したアメリカ人の雇用を最優先で手助けする」と訴え、移民の受け入れ停止は、失業者対策であることを強調しました。受け入れ停止は60日間で、経済状況によっては、延長も検討するとしています。
対象者は、永住権、いわゆるグリーンカードを取得してのアメリカへの移住で、企業の駐在員など一時滞在者は対象外だと説明しています。
一方、トランプ大統領は、アメリカ国内最多の感染者を抱えるニューヨーク州のクオモ知事とホワイトハウスで会談しました。
トランプ大統領「今後数週間で検査数を倍増させるため、ともに取り組んでいく」
会談では、ニューヨーク州の検査数を今後1日あたり4万件にする方針で一致。また、先月末からニューヨークに派遣されていたアメリカ海軍の病院船「コンフォート」は、任務を終え、帰港させることでも合意しました。