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NY株 経済指標悪化や利益確定売りで反落

2020年5月1日 7:23

先月30日のニューヨーク株式市場は経済指標がよくなかったことに加え、当面の利益を確定させるための売りが出て、ダウ平均株価は反落して取引を終えています。

先月30日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日の終値から288ドル14セント安の2万4345ドル72セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も25.16ポイント下げて8889.55で取引を終えています。

この日は、取引開始前に先週1週間に新たに申請された失業保険の件数が発表され、過去最悪の水準で雇用情勢が悪化していることが確認されました。別の経済指標も内容が悪く、新型コロナウイルスの経済への影響が改めて意識され、売られる展開となりました。

また、前の日に大きく上げたことに加え、月末ということもあり、当面の利益を確定させるための売りも出やすい状況でした。

市場関係者は「主要企業の決算発表もほぼ出そろい、今後は改めて新型コロナウイルスに関する情報が材料視されるだろう」と話しています。