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NY株 2万6000ドル約3か月ぶり回復

2020年6月4日 7:48

3日のニューヨーク株式市場は、相次いで発表された経済指標が市場予想よりもよかったことで大きく買われ、ダウ平均株価はおよそ3か月ぶりに2万6000ドルを回復して取引を終えています。

3日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比527ドル24セント高の2万6269ドル89セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も74.54ポイント上げて9682.91で取引を終えています。

この日、民間企業が発表した5月の雇用に関する指標と5月の製造業以外の景気に対する印象=いわゆる景況感は、いずれも市場予想を上回る内容となりました。

アメリカ景気が回復に向かっているとの見方が広がり、景気に敏感とされる資本財や金融関連株を中心に幅広く買われました。また、これまで大きく下げていた航空機大手の「ボーイング」が個別に複数のいい材料があったことで、前の日より13%近く上げたこともあり、ダウ平均はおよそ3か月ぶりに2万6000ドルを回復して取引を終えています。

市場関係者は「今週発表される失業保険の申請件数や5月の雇用統計についても、景気の回復が確認できる内容なのかどうか注目している」と話しています。