NY株“雇用”民間経済指標大幅悪化で反落
6日のニューヨーク株式市場は、雇用に関する民間の経済指標が大幅に悪化したことなどから、ダウ平均株価は反落して取引を終えています。
6日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比218ドル45セント安の2万3664ドル64セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は45.27ポイント上げて8854.39で取引を終えています。この日の取引開始前に民間企業が発表した4月の雇用に関する経済指標は前の月に比べ、大幅に悪化しました。
これを受け、8日に発表される政府の雇用統計について警戒感が広がり、売りが優勢となりました。ただ、経済再開への期待は根強く、ダウ平均は上昇する場面もありました。
市場関係者は「新型コロナウイルスをめぐる懸念がある中で、このところ株価は堅調なため、利益確定の売りも出やすくなっている」と話しています。