台湾軍が“実弾で警告射撃”金門島周辺で中国のドローン飛行か
台湾軍は30日、実効支配する金門島の周辺を飛行するドローンに実弾で警告射撃を行ったと発表しました。
台湾が実効支配する金門島の周辺で、中国のドローンが台湾軍の兵士らを撮影したとされる映像が連日、中国のSNSで拡散され台湾側の警戒が高まっていました。
こうした中、台湾軍は30日、金門島付近を飛行するドローンを発見し、信号弾を発射したものの、再び接近したため実弾で警告射撃を行ったと発表しました。
台湾の蔡英文総統は30日の演説で「我々は反撃しないわけではない」「適切なタイミングで対抗措置をとるよう指示した」と話しました。
台湾当局は、中国が軍事演習に続いて民間のドローンを使った「グレーゾーン」戦術によって台湾に揺さぶりをかけていると分析しています。