「彼は持っている」強風に機体をあおられ“着陸やり直し”パイロットに称賛の声
先月31日、ロンドンのヒースロー空港で、着陸体勢に入った旅客機が強い風に機体があおられました。パイロットの選択は“着陸のやり直し”。その様子を、カメラがとらえていました。
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先月31日、ロンドンのヒースロー空港で着陸体勢に入ったブリティッシュ・エアウェイズの旅客機の映像。しかし、強い風にあおられ、機体が左右に揺れていました。
映像の撮影者
「彼は持っている。ラッキーだ…」
滑走路に近づいていくときには安定を取り戻した様子に見えましたが、右の車輪が滑走路の路面に触れたあと、機体が跳ね上がります。そして、左に大きく傾くと…
撮影者
「なんてことだ!」
強風で着陸することができず、再び上空に向かったのです。
機体が大きく傾き、後方部分を滑走路に接触させた旅客機。欧米メディアによると、無理をせずに着陸のやり直しを選択したパイロットの英断に、称賛の声が上がっているということです。