WHO総会が閉幕 “初動検証”求める決議
WHO(=世界保健機関)の年次総会は19日、新型コロナウイルスへの初動対応について検証を行う事を求める決議案を、全会一致で採択し閉幕しました。
採択された決議案は、日本やヨーロッパ各国などが共同提出したものです。中国に配慮し過ぎたなどとして、国際社会から批判が高まっているWHOの初動対応をめぐって、「公平で独立した包括的な検証」を行う事を要請しています。
WHO・テドロス事務局長「WHOは透明性、説明責任、継続的な改善に全面的に取り組んでいく」
総会中には、アメリカのトランプ大統領が、脱退や資金の拠出停止をちらつかせながら中国からの独立性を示すよう求めるなど、WHOへの批判を強めましたが、テドロス氏は演説で触れませんでした。
新型ウイルスへの国際的な結束が求められる中、対立が際立つ総会となりました。