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延期の改憲問う全国投票7月1日実施へ 露

2020年6月2日 3:22

ロシアのプーチン大統領は1日、新型コロナウイルスの感染拡大のため延期していた憲法改正を問う全国投票を、7月1日に実施すると発表しました。

憲法改正案には、プーチン大統領の任期が切れる2024年以降も自身の大統領選への出馬を可能にし、最長で2036年までの続投を可能にする条文が含まれています。

投票は当初4月22日に予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていました。

現在、ロシアの新規感染者は連日9000人前後で推移していますが、大統領は先週「ピークを過ぎた」と主張。同じく延期となっていた戦勝記念日を祝う軍事パレードを今月24日に行うと表明しています。

支持率が下がっているプーチン大統領としては、一連の政治日程を通じて、出来るだけ早く求心力回復を図りたい思惑があるものとみられます。