検査場でスタッフ倒れ…暑さ対策急務 韓国
韓国では、屋外に設けられた新型コロナウイルスの検査場で炎天下、医療スタッフが倒れ、検査場での「暑さ対策」が急務となっています。
韓国の保健当局などによりますと、ソウル近郊の仁川では9日、中学校の運動場に設けられた検査場で、炎天下で働いていた看護師3人がめまいなどを訴えて倒れ、救急搬送されるなどしました。
別のソウル近郊の検査場では、検体の採取を行う医療スタッフが1時間以内に防護服を脱いで交代するようにしていましたが、それが限界だと話します。
医療スタッフ「防護服はとても暑く、息をすることができなくて1時間以上着続けることはできない」
「暑さ対策」が急務となる中、韓国の保健当局は、600以上の検査場に冷房設備を設けるほか、医療スタッフに防護服より薄手の医療用ガウンを着用するよう勧めるなどの対策を発表しています。