日本など11か国が参加するTPP＝環太平洋経済連携協定に15日、イギリスが正式に加盟しました。

15日、新たにイギリスが入った議定書が発効し、正式にイギリスがTPPに加盟しました。

これまでアジア太平洋地域が中心だった経済圏が、ヨーロッパにまで拡大することとなり、TPP参加国12か国のGDPの合計は、世界全体のおよそ15％、2300兆円ほどとなります。

すでにイギリスとEPA＝日英経済連携協定を結んでいる日本への直接的な影響は限定的ですが、日本からイギリスに輸出するコメの関税が撤廃されることから、日本政府は、イギリスへのコメの輸出量を増やしていきたい考えです。

アメリカのトランプ次期大統領が、全ての国に高い関税をかける方針を示す中で、日本などの加盟国が自由貿易の枠組みを拡大していけるかが、今後の課題となりそうです。