金融関連株が買われ反発 ダウ299ドル高
25日のニューヨーク株式市場はFRB=連邦準備制度理事会などが金融機関への規制緩和を発表したことで金融関連株が買われ、ダウ平均株価は反発して取引を終えています。
25日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から299ドル66セント値を上げ、2万5745ドル60セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も107.84ポイント上げて1万0017ポイントちょうどで取引を終えています。
この日は、新型コロナウイルスの感染が再び拡大することへの懸念が根強く、取引開始からしばらく売りが優勢となりました。ただ、その後、FRBなどが金融機関への一部の規制について緩和することを発表しました。
これを受け、金融機関が手元の資金を増やし、ファンドとの取引を拡大できるようになるため、収益が拡大するとの期待から「ゴールドマン・サックス」や「JPモルガン・チェース」など金融関連株が買われ、最終的にはプラスに転じて取引を終えています。
市場関係者は、「カリフォルニア州のディズニーランドの再開が延期されるなど、感染の再拡大の影響が具体的に出てきたことを懸念している」と話しています。