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FRBの景気刺激策受け続伸 157ドル高

2020年6月16日 7:27

15日のニューヨーク株式市場はFRB=連邦準備制度理事会が積極的な景気刺激策を発表したことなどで買いが優勢となり、ダウ平均株価は続伸して取引を終えています。

15日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から157ドル62セント値を上げ、2万5763ドル16セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も137.22ポイント上げて9726.02で取引を終えています。

この日は、先行するアジアやヨーロッパの市場で下げが目立ったことや新型コロナウイルスの感染の「第2波」への懸念から取引開始直後は大きく売られ、下げ幅は760ドルを超える場面もありました。

ただ、アナリストが映画・娯楽大手の「ウォルト・ディズニー」の目標株価を引き上げるなど、個別にいい材料が出ると徐々に下げ幅を縮小しました。

また、午後にFRBが民間企業の社債の購入を開始すると発表すると積極的な景気刺激策だとの受け止めが広がり、ダウ平均は最終的には157ドル高で取引を終えています。

市場関係者は「明日はFRBのパウエル議長が議会上院の委員会で証言する。その証言内容に注目している」と話しています。