FRB ゼロ金利政策22年まで維持見通し
アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は10日、ゼロ金利政策を2022年末まで維持する見通しを示しました。
金融政策を決める会合を開いたFRBは、政策金利を0パーセントから0.25パーセントの範囲のまま据え置き、事実上のゼロ金利政策を維持すると発表しました。
その上で、ゼロ金利政策を少なくとも再来年の2022年末まで継続するとの見通しを示しました。
大規模な金融緩和策で新型コロナウイルスによって悪化した経済の回復を下支えする方針です。
これを受けニューヨーク市場ではハイテク関連株が買われ、ナスダック総合指数は初めて1万の大台に乗せて取引を終えました。
ただ、失業率の回復には時間がかかるとの予測が示され、ダウ平均株価は続落しています。