ロシア“憲法改正の是非”全国投票始まる
ロシアでは1日、憲法改正の是非を問う全国投票が始まりました。焦点は、プーチン大統領の続投を可能にする「賛成」票をどれだけ伸ばせるかです。
憲法改正案には、プーチン大統領が83歳になる2036年まで続投が可能になる内容のほか、「領土割譲の禁止」も含まれ、成立すれば北方領土交渉はより厳しくなる見込みです。
モスクワ市民「(憲法改正に)賛成です。プーチン大統領になってから生活が良くなったと思う。これからも続けてもらいたい」
期日前投票では、およそ55%の有権者がすでに投票していて、出口調査では賛成は7割を超えていて、承認される可能性が高くなっています。
新型コロナウイルスや原油価格下落による経済の低迷で、プーチン大統領の支持率が5月には過去最低の59%を記録したこともあり、プーチン政権にとって今回どれだけ賛成票を伸ばせるかが焦点となります。
大勢は日本時間の2日の朝にも判明する見通しです。