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学校再開すべき…トランプ氏「圧力かける」

2020年7月8日 11:08

アメリカで新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、トランプ大統領は7日、9月の新学期から学校を再開するべきだとし、州知事に「圧力をかける」と述べました。

アメリカでは南部の州を中心に感染者の増加傾向が続いていて、学校の再開は時期尚早だと懸念する声が出ています。しかし大統領は、反対する人は、自らに政治的なダメージを与えることが狙いだと指摘し、9月の新学期からすべての学校が再開すべきだと繰り返しました。

また、アメリカの多くの大学では新型ウイルス対策として授業のオンライン化が進められていますが、大統領は、オンライン授業への完全移行を決めたハーバード大学を「ばかげている」と批判。「子供は同じキャンパスにいることが大事だ」として、対面での授業を行うべきだと強調しました。

これに先立ち、トランプ政権はすべての授業をオンラインで行う学校への外国人留学生に対し、ビザを発給しないとの方針を打ち出していますが、学校の重要な収入源である留学生を止めることで、学校側に圧力をかける狙いもあるとみられます。