中国側「悪意ある誹謗中傷」米側の主張否定
アメリカのトランプ政権が中国総領事館の閉鎖を要求した理由に「アメリカの知的財産の保護」などをあげていることに、中国外務省は「悪意ある誹謗(ひぼう)中傷だ」と強く否定しました。
アメリカ政府は22日、南部・テキサス州ヒューストンにある中国総領事館を閉鎖するよう突然要求しました。アメリカは、中国による違法なスパイ活動が全米で急増していると強調、閉鎖要求の理由は「アメリカの知的財産とアメリカ人の個人情報を保護するためだ」としています。
これに対して中国外務省の報道官は、23日の会見で、「完全に悪意ある誹謗中傷だ」とアメリカ側の主張を強く否定しました。
その上で、「米中関係を深刻に破壊する行為だ」と批判し、「必要な措置を講じて正当な権益を守る」と、改めて報復措置を辞さない考えを示しました。