“ワクチン”狙う中国にトランプ政権警告か
新型コロナウイルスのワクチン開発の情報をめぐり、中国がアメリカに対して、ハッキングやスパイ活動を計画しているとして、近くトランプ政権が、警告を出す見通しだと複数の地元メディアが報じました。
ニューヨークタイムズなどは、中国によるハッキングなどについて、FBI(=アメリカ連邦捜査局)と国土安全保障省が、数日以内に警告を出す見通しだとしています。警告では、ハッカーに加え、中国からの留学生や研究者によるスパイ活動の可能性も指摘されているということです。これについて、トランプ大統領は、「注視している」と述べるにとどめています。
一方、トランプ大統領は、アメリカの検査数が世界一だと連日訴えていることについて、記者から「なぜ競争するのか」と問われると、「中国に聞け」などと急にいらだちを見せる場面もありました。
アメリカ・トランプ大統領「中国に聞くべき質問だ。私に聞くな、中国に聞け」
会見はそのまま打ち切られていて、改めて中国の対応に強い不快感を示したかたちです。