×

NYダウ 追加の経済対策への期待から反発

2020年7月28日 7:18

27日のニューヨーク株式市場は、アメリカ政府による追加の経済対策への期待から買いが先行し、ダウ平均株価は3営業日ぶりに反発して取引を終えています。

27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から114ドル88セント値を上げ、2万6584ドル77セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も173.10ポイント上げて、10536.27で取引を終えています。

この日は、与党・共和党がすすめている1兆ドル規模の追加の経済対策について、概要が発表されると伝わったことで、景気の下支えにつながるとの期待が高まり、買いが先行する展開となりました。

また、バイオ医薬品メーカー「モデルナ」が開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、最終段階の臨床試験を開始したと発表したことも好感されました。

さらに、アナリストが目標株価を引き上げたIT大手「アップル」も大きく買われ、相場を下支えしました。

市場関係者は「今週はアップルやアマゾン・ドット・コムの決算が発表される。相場をけん引するハイテク関連株だけに、その内容に注目している」と話しています。