国安法違反疑い 活動家ら“自宅”で逮捕
香港の独立を掲げる団体を立ち上げた活動家らが29日、反政府デモなどを取り締まる「香港国家安全維持法」に違反した疑いで自宅で逮捕されました。抗議デモの現場以外で、逮捕者が出たのは初めてです。
香港メディアによりますと、逮捕されたのは香港独立を主張する団体のメンバー、鐘翰林氏ら4人です。鐘氏らの団体は、香港の独立運動を進め、「香港共和国」の樹立を目指し活動していました。
警察はこうした活動が国家を分裂させる行為にあたり、国家安全維持法に違反していると主張しています。
国家安全維持法をめぐっては、デモ活動の最中に「香港独立」などと書かれた旗を持っていた人などが逮捕されていますが、デモ以外で、警察の内偵捜査によって逮捕者が出たのは初めてです。