ダウ185ドル高 雇用先行き警戒感和らぎ
6日のニューヨーク株式市場は、雇用の先行きに対する警戒感が和らいだほか、ハイテク株が相場をけん引し、ダウ平均株価は185ドル高で取引を終えています。
6日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から185ドル46セント値を上げ、2万7386ドル98セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も109.67ポイント上げて、1万1108.07と4日連続で過去最高値を更新して取引を終えています。
この日発表された失業保険の先週の申請件数が3週ぶりに減少に転じ、市場予想よりも少なかったことから、雇用の先行きに対する警戒感が和らぎました。
朝方は、アメリカ議会での追加の経済対策をめぐる議論を見極めるため、積極的な取引は見送られましたが、トランプ大統領が失業給付金などに関する大統領令を準備していると明らかにすると、買いが優勢になりました。
また、先週好決算を発表したアップルが改めて大きく値を上げたほか、マイクロソフトが中国系の動画共有アプリ「TikTok」について全世界の事業買収を検討していると報じられたことで買われ、相場を押し上げました。
市場関係者は「引き続き、議会での議論の行方とともに、あす発表される雇用統計の内容に注目している」話しています。