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ダウ457ドル安 新型コロナ警戒感で続落

2020年5月13日 7:54

12日のニューヨーク株式市場は、経済活動の再開を急げば新型コロナウイルスの感染が再び拡大するとの警戒感が強まり、ダウ平均株価は続落して取引を終えています。

12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から457ドル21セント値を下げ、2万3764ドル78セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も189.79ポイント下げて9002.55で取引を終えています。

この日は、前の日に下げた反動で、取引開始から午後にかけては買いが先行する展開でした。ただ、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が議会の公聴会で、早すぎる経済活動の再開は「コントロールできない感染拡大を引き起こす危険性がある」などと発言したことで、感染の「第2波」への警戒感が強まり、売りが優勢となりました。

その後はいい材料がなかったこともあり、ダウ平均は徐々に下げ幅を拡大し、最終的に457ドル安で取引を終えています。

市場関係者は「この日は警戒感からここまで好調だったハイテク関連株も売られた。明日は持ち直すかどうかに注目している」と話しています。