民主派の摘発が続く香港で、新しいかたちの抗議活動が広がっています。香港国家安全維持法で逮捕されたメディア創業者、黎智英氏の会社の株が２日間で１０倍以上に値上がりしました。

香港では１０日、中国に批判的な香港メディア「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏が、国家安全維持法違反の疑いで逮捕されました。

しかし、その後、香港の株式市場では、黎智英氏が会長を務める会社の株が買われ、株価が２日間で１０倍以上に値上がりしました。

逮捕に抗議する市民が、黎智英氏への支持を表明するため株を購入したとみられます。

また、「リンゴ日報」では１１日、通常のおよそ６倍以上にあたる５５万部を印刷、逮捕に抗議するため購入に訪れた市民で、早朝から行列ができたということです。