きょうクアッド外相会合 G20を欠席の林外相も出席へ
インドのニューデリーではG20(=主要20か国・地域)の外相会合が2日、閉幕しました。ウクライナ情勢をめぐる参加国の対立から共同声明の発表は見送られました。
G20外相会合には、アメリカのブリンケン国務長官やロシアのラブロフ外相、中国の秦剛外相らが出席し、ウクライナ情勢などが議論されました。
議長国のインドによりますと、欧米とロシア・中国との対立から、参加国の意見を調整できず、共同声明はまとまらなかったということです。
一方、ブリンケン長官とラブロフ外相が、ロシアによる侵攻開始後初めておよそ10分間接触しました。
ブリンケン長官は、侵攻を終わらせるよう改めて要求するとともに、ロシアが履行停止を発表した米ロの核兵器削減のための条約、新STARTについて、履行の再開を強く求めました。
また、現地では3日、日米豪印4か国の枠組みであるクアッドの外相会合も行われます。
国会対応を優先しG20を欠席した林外務大臣も出席し、インド太平洋地域の情勢などが議論されるとみられます。