NYダウ、一時1100ドル超安 ウクライナ情勢緊迫化で
ウクライナ情勢が緊迫していることなどを受け、アメリカ・ニューヨーク株式市場では、ダウ平均の下げ幅が一時、1100ドルを超えました。
24日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、前の週の終値から99ドルあまり値を上げ、3万4364ドル50セントで取引を終えました。
この日は、ウクライナ情勢が緊迫していることなどを受け、取引開始直後から幅広い銘柄が売られ、ダウ平均株価の下げ幅は、一時、1100ドルを超えるなど、乱高下する値動きとなりました。
市場関係者は、「原油や天然ガスの生産国であるロシアがウクライナ侵攻に踏み切れば、世界経済に大きな影響が及ぶという懸念が投資家心理の重荷となった」と話しています。
また、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が金融引き締めを急ぐとの見方から、景気減速への警戒感も根強く、不安定な値動きが続いています。