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ノーベル平和賞のベラルーシ人権活動家を起訴 検察当局「社会秩序を乱した」

2022年11月30日 1:25

今年のノーベル平和賞に選ばれたベラルーシの人権活動家、アレシ・ビャリャツキ氏について、ベラルーシの検察当局は28日、社会秩序を乱したなどとして起訴したと発表しました。

ビャリャツキ氏は、ベラルーシの人権団体「ビャスナ(春)」の創設者で、強権的なルカシェンコ政権を批判するなどして、去年7月に拘束されていました。

この1年間、裁判は開かれていませんでしたが、ベラルーシ検察当局は28日、ビャリャツキ氏を、社会秩序を乱したなどとして起訴したと発表しました。

検察当局は、ビャリャツキ氏が社会の秩序を乱す目的で多額の現金を国外から持ち込むなどしたとしています。

人権団体側はビャリャツキ氏が有罪になれば7年から12年の禁錮刑になる恐れがあるとの見方を示しています。

ビャリャツキ氏はウクライナとロシアの人権団体とともに今年のノーベル平和賞に選ばれていました。