ベラルーシのマケイ外相が急死 ウクライナ内務省顧問「ロシアの影響下にない数少ない人物だった」
ウクライナ侵攻を続けるロシアの同盟国であるベラルーシの外相が26日、死去しました。死因はわかっていません。
ベラルーシ大統領府は26日、ウラジミール・マケイ外相が死去したと明らかにしました。前日まで国内で会談を行っていて、突然の死去だったことが伝えられていますが、死因は明らかになっていません。
マケイ氏は、ルカシェンコ大統領の独裁政権下にあって、この10年、外相をつとめていましたが、欧米メディアはベラルーシと欧米との関係改善に取り組んできた人物だと評しています。ロシアによるウクライナ侵攻後はロシアとの同盟関係を重視する一方、国連安全保障理事会の場では「交渉を始めるのは早いほどいい」と述べるなど、ロシアとウクライナの和平交渉を促す立場でした。
マケイ氏の死去を受け、ウクライナの内務省顧問は「彼はロシアの影響下にない数少ない人物だった」とSNSで記しています。