世界各地で記録的な猛暑の中…世界の平均海面水温が過去最高に EUの気象情報機関
世界各地で記録的な猛暑となる中、世界の平均海面水温が今週、過去最高となったことがわかりました。
BBCによりますと、世界の平均海面水温が今週、20.96度を記録し、1979年の観測開始以降、最も高くなったとEU(=ヨーロッパ連合)の気象情報機関が明らかにしたということです。
これまでの過去最高は、2016年3月の20.95度で、南米ペルー沖で海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」の影響によるものでした。
世界の平均海面水温は例年、3月に最も高くなるということで、今後、さらに海面水温が上がるおそれがあると指摘しています。
また、水温の上昇は、海洋生物の行動に影響を及ぼすだけでなく、海水に吸収される温室効果ガスの二酸化炭素の量が減ることなどにより、気候にも影響を与えているとしています。