ネタニヤフ首相「ハマス壊滅まで休むことはない」 ハマス側も戦闘再開の可能性示す
イスラエルのネタニヤフ首相は18日、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃について「始まりに過ぎない」と述べ、攻撃を再開する考えを示しました。
イスラエル軍は18日、1月19日の停戦以来、パレスチナ自治区ガザ地区に最大規模の空爆を行っていて、中東のテレビ局・アルジャジーラによりますと、これまでに子どもを含む少なくとも404人が死亡しています。
イスラエルのネタニヤフ首相は18日、テレビ演説を行い、「ハマス側が人質解放の提案をすべて拒否したため、攻撃を再開した」と話しました。その上で、「これは始まりに過ぎない。これからの人質交渉は攻撃下で行われることになる」と述べ、「ハマスを壊滅させるまで、休むことはない」とし、戦闘を続ける考えを示しています。
一方、ハマス側は声明で、イスラエルの攻撃を容認したとしてアメリカを批判するとともに、「全ての権利を取り戻すまで正当な戦いを続けることを躊躇しない」と述べ、戦闘を再開する可能性を示しました。およそ2か月にわたって続いてきた停戦合意は、崩壊の危機に瀕しています。