クリミア半島上陸作戦でロシア側に打撃 ウクライナ国防省発表 ロシア側は「阻止」と主張 ロシアメディアは特殊部隊の兵士1人を拘束と伝える
ウクライナ国防省は4日、ロシア側が一方的に併合した南部のクリミア半島で上陸作戦を行い、ロシア側に打撃を与えたと発表しました。
これは4日、ウクライナ国防省がSNSに公開した映像です。
複数のボートが洋上を進み、兵士がボートを下りて上陸するような様子が確認できます。ウクライナ国防省は「クリミアはウクライナのものになる!」と投稿し、特殊部隊が上陸作戦を行い、ロシア側に打撃を与えたと主張しました。
一方、ゼレンスキー大統領も4日に公開したビデオ演説で、安全保障上の成果があったと強調しました。
ゼレンスキー大統領
「ウクライナにとって良いこと、 つまり安全保障において重要なことを成し遂げることができた」
ただ、ロシア側はウクライナ軍部隊の上陸を「阻止した」と主張。ロシアメディアは上陸を試みた特殊部隊の兵士1人が拘束され、尋問に対し「クリミアで国旗を背景に写真やビデオを撮影することが目的だった」と話したと伝えています。