１１月のアメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の全国大会は、このあと３日目を迎え、副大統領候補となるハリス上院議員が演説を行います。

異例のオンライン形式で進んでいる民主党大会ですが、ハリス氏は、バイデン氏の地元デラウェア州を訪れ、こちらの会場から演説を行います。注目の演説とあって現地メディアも続々と集まっています。

演説会場の中の様子が公開されました。民主党のイメージカラーである青色で統一され、会場内に設けられた席も新型コロナウイルス対策として一定の距離がとられています。支持者を集めて選挙集会を続けるトランプ大統領とは対照的です。

今回、副大統領候補になったハリス氏は、黒人とアジア系の両親を持つ移民２世の女性で、アメリカの多様性を象徴することから、演説を前に、バイデン氏の地元からも期待の声があがっています。

バイデン氏の地元の人「ハリス氏の起用は私たちが前進している証しよ、待ちわびたわ」

バイデン氏の地元の人「女性の『ガラスの天井』（社会進出の壁）がなくなる時がくる」

そのハリス氏ですが、前日から現地入りしていて、現在は会場の近くのホテルで本番に備えているとみられます。

ハリス氏はこのあと、人種や性別の壁を乗り越えてきた自らの生い立ちを交え、トランプ大統領の再選阻止に向け強く訴える見通しです。