露野党指導者を移送「時間稼ぎだ」家族反発
航空機の中で突然、意識不明となり毒を盛られた可能性が指摘されているロシアの野党指導者が22日、治療を受けるためドイツに移送されました。
プーチン政権批判で知られるナワリヌイ氏は20日、モスクワに向かう旅客機の中で体調の異変を訴え、意識不明の状態が続いていますが、22日、治療を受けるため、ロシアの病院からドイツのベルリンに移送されました。
毒を盛られた可能性が指摘され、家族などがロシアでなく国外での治療を希望したのに対して当初、入院先のロシアの病院はナワリヌイ氏の移送を認めませんでしたが、一転してこれを認めました。
すぐにドイツに移送されなかったことについて、家族は「体内から化学物質がなくなるまでの時間稼ぎだ」と反発しています。