フィリピン沿岸警備隊“中国艦船から危険な妨害行為”中国側を非難
フィリピンの沿岸警備隊は28日、中国と領有権を争う南シナ海でパトロール中、中国艦船から危険な妨害行為を受けたと中国側を非難しました。
フィリピン沿岸警備隊は、中国海警局の船がおよそ45メートルの距離まで接近して針路を妨害し、フィリピン船の乗組員の安全に重大な脅威を与えたとして、非難しています。
フィリピンは、今月18日から24日に中国と領有権を争う南シナ海で100隻以上の中国船を確認したとしています。また中国は、今年2月にはフィリピン船にレーザーを照射するなど、挑発行為をエスカレートさせています。
一方、中国外務省は、フィリピン船の航行は「中国に対する挑発で、言いがかりをつける意図がある」と述べ、強く反発しています。